【保護者必見】カリキュラムと校風から最適な選択を見つける比較ガイド:新島学園 vs佐久長聖

本記事は、新島学園中高一貫校と佐久長聖中高一貫校を偏差値・入試難度・カリキュラム・探究学習・英語教育・校風・部活動・進学実績・学費・通学寮環境まで網羅比較し、ご家庭の教育方針に合う学校を5分で判断できる決定版ガイド。特に東信地区からの進学には新島学園が有利との結論を提示し、保護者の不安を解消するチェックリストや面接対策、奨学金制度も紹介。まずはこれを読んで比較の迷いを解消しましょう。

Contents
  1. 1. 新島学園中高一貫校と佐久長聖中高一貫校の比較ガイド
  2. 2. 新島学園中高一貫校の概要と特徴
  3. 3. 佐久長聖中高一貫校の概要と特徴
  4. 4. 新島学園中高一貫校のカリキュラムと教育理念
  5. 5. 佐久長聖中高一貫校のカリキュラムと教育理念
  6. 6. 新島学園中高一貫校の校風と生徒指導
  7. 7. 佐久長聖中高一貫校の校風と生徒指導
  8. 8. 新島学園中高一貫校の進学実績と大学進学サポート
  9. 9. 佐久長聖中高一貫校の進学実績と大学進学サポート
  10. 10. 新島学園中高一貫校の学費と経済的支援
  11. 11. 佐久長聖中高一貫校の学費と経済的支援
  12. 12. 新島学園中高一貫校の生活と通学アクセス
  13. 13. 佐久長聖中高一貫校の寮生活と通学アクセス
  14. 14. 新島学園中高一貫校がおすすめの家庭
  15. 15. 佐久長聖中高一貫校がおすすめの家庭
  16. 16. まとめ

1. 新島学園中高一貫校と佐久長聖中高一貫校の比較ガイド

群馬県高崎市に校舎を構えるキリスト教主義の新島学園中高一貫校と、長野県佐久市で国際教育と医進教育に定評のある佐久長聖中高一貫校。どちらも北関東・甲信エリアを代表する私立一貫校ですが、立地・教育理念・カリキュラム・進路サポートなどに違いがあり、保護者が重視するポイントによって最適解は変わります。本章では両校の全体像をまず俯瞰し、後続章で詳述する各論を理解しやすくするための比較軸を提示します。

1.1 基本データ早見表

項目 新島学園中高一貫校 佐久長聖中高一貫校
所在地 群馬県高崎市下小鳥町 長野県佐久市岩村田
設立年 1947年(学園創立) 1984年(高等部)、1998年(中等部)
教育方針 キリスト教精神に基づく「知識・信仰・奉仕」 「世界に通じる人材」「自立した学び手」の育成
男女区分 男女共学 男女共学
全校生徒数 約900名 約1,200名
寮の有無 なし(近隣提携マンションあり) あり(男子寮・女子寮)
主な進学実績 早慶上理、GMARCH、国公立大 国公立医学部、早慶上理、海外大学
公式サイト 新島学園公式 佐久長聖公式

1.2 教育理念と校風の主な違い

1.2.1 キリスト教精神による人格教育を重視する新島学園

創立者が米国留学を経験したクリスチャンである経緯から、礼拝やボランティアを通じ「隣人愛」と「リーダーシップ」を涵養。穏やかな校風で、教員と生徒の距離が近いのが特徴です。

1.2.2 グローバルマインドと自主自律を掲げる佐久長聖

文部科学省「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」の指定実績を持ち、国際交流・探究活動が日常化。寮生活を通じて多様なバックグラウンドの生徒が切磋琢磨する文化が育まれています。

1.3 カリキュラムの概略比較

1.3.1 英語4技能を軸に6カ年シームレス教育を展開(新島学園)

中1から週6コマ以上の英語を設定。英検準1級取得者が多数。高2では海外短期留学プログラムが選択必修となっています。

1.3.2 探究学習×STEAM×IB(国際バカロレア)候補プログラム(佐久長聖)

中等部から専用ラボで探究を行い、希望者はIBコースへ編入可能。高等部では医学部受験専用の「メディカルサイエンスクラス」も設置しています。

1.4 進学実績とサポート体制の概要

新島学園は難関私大の指定校推薦枠が豊富で、3年連続で早稲田大学合格者を20名以上輩出。佐久長聖は毎年10名程度の国公立医学部合格者を出し、海外トップ大学への進学実績も伸長しています。両校ともに担任+専門チューターによる二重サポートで受験期をバックアップします。

1.5 学費・奨学金制度の大枠

初年度納入金は両校とも約100万円前後ですが、佐久長聖は寮費(月額約6万円)が上乗せされる点に注意。一方で、成績優秀者向け特待制度や兄弟姉妹減免制度が充実しており、総額では大差が出ないケースもあります。

1.6 寮・通学環境と生活スタイル

新島学園はJR高崎駅からバス15分圏内で、群馬県内・埼玉北部からの通学生が多数。佐久長聖は県外生4割超を受け入れる全寮制モデルが特徴で、長野新幹線沿線や首都圏からのアクセスが良好です。

2. 新島学園中高一貫校の概要と特徴

2.1 スクールデータと立地

2.1.1 基本情報

項目 内容
所在地 群馬県前橋市石倉町3-12-2
設立年 1947年(中学校は1999年に併設型から一貫化)
設置形態 私立・男女共学・完全中高一貫
宗教 プロテスタント(日本基督教団)
募集定員 1学年 約90名(3クラス制)
偏差値(参考) おおむね53前後(首都圏模試)

最寄りのJR「新前橋」駅から徒歩約12分とアクセスが良好で、群馬県内はもちろん高崎・伊勢崎エリアからの通学者も多い。

2.2 キリスト教精神に基づく教育と校風

創立者・新島襄の精神を受け継ぎ、朝の礼拝や週1回のチャペルアワーを通じて「隣人愛」と「奉仕の心」を養う。ボランティア活動がカリキュラムに組み込まれ、生徒会主導で被災地支援やフードドライブを継続している点が特徴。

2.3 少人数制と個別最適化学習

1クラス30名程度の少人数編成により教員の目が行き届きやすく、放課後の学習支援センターではチューターが常駐。中1から習熟度別クラスとポートフォリオ評価を導入し、学力層に応じた指導を行う。

2.4 先進的ICT・英語教育

2.4.1 1人1台とGoogle Workspace for Education

2019年度より全生徒にiPadを貸与し、クラウドを活用したレポート提出や協働型探究を実践。高2ではプログラミング言語Pythonでデータサイエンス基礎も学ぶ。

2.4.2 グローバルスタディーズ

ネイティブ教員比率は約30%。週6時間以上の英語授業に加え、ケンブリッジ英検を軸にした4技能評価を採用。中3でのニュージーランド短期留学、高1でのボストン研修は希望制。

詳細は新島学園公式サイトでも公開されている。

2.5 充実した施設と学習環境

2.5.1 図書館・ラーニングコモンズ

3万冊を超える蔵書のほか、電子書籍サービス「LibrariE」を導入。グループワーク用の可動式デスクとプロジェクターを備え、探究学習やディベートの拠点となっている。

2.5.2 理数系設備

文部科学省の指定を受けたSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の成果を生かし、最新のDNA実験装置や3Dプリンタを中学生も利用可能。高大連携で群馬大学理工学部と共同研究を行うプログラムもある。

2.6 生徒構成と進路意識

県内出身者が約70%、残りは埼玉・長野・栃木など他県から。医学部・難関国立大志望が多く、毎年のオープンキャンパスツアーやOB・OGによるキャリア講演会が進路意識を高めている。

以上のように新島学園中高一貫校はキリスト教精神・少人数制・ICT活用・グローバル教育の四本柱で、首都圏の中高一貫校と比肩する学習環境を提供している。

3. 佐久長聖中高一貫校の概要と特徴

3.1 学校概要

項目 内容
所在地 長野県佐久市岩村田698
設立年 1995年(中高一貫化は2003年)
設置形態 私立・男女共学
生徒数 中学:約180名 高校:約720名(2023年度)
偏差値(目安) 中学:55〜60 高校:64(長野県内私立上位)
アクセス JR小海線「岩村田駅」徒歩7分/上信越道「佐久IC」車10分
校訓 「知・徳・体の調和」

佐久長聖中高一貫校は、長野県東信地域でトップクラスの進学実績を誇る私立校です。「充実した学習環境と全寮制に近い手厚い生活指導」を両立し、首都圏難関大学や医学部への合格者を毎年多数輩出しています。

3.2 教育環境の特徴

3.2.1 ICT活用とグローバル教育

全生徒に1人1台iPadを配備し、Google Workspace for Educationを活用したクラウド学習を実践。英語は独自の「Saku English Program」を導入し、CLIL型授業やオンライン英会話でCEFR B2レベル取得を目標にしています。英国名門イートン校との交流やカナダ・バンクーバーへの語学研修も継続的に実施(出典:学校公式国際交流ページ)。

3.2.2 少人数制×探究型学習

中学は1クラス約30名の少人数編成。週1コマの「総合探究」は大学教員や企業と連携し、フィールドワーク→データ分析→英語プレゼンのサイクルで思考力と表現力を養成します。特に長野県の地域課題(農業・防災・観光)を題材にすることで、地元貢献型リーダー育成をめざします。

3.2.3 学習サポートと進路指導

放課後は教員常駐の「Learning Commons」での質問対応、オンライン自習室、卒業生チューター制度を整備。高校では「国公立大コース」「医進コース」「グローバルリーダーズコース」に分かれ、個別最適化されたカリキュラムと年間約15回の模試分析面談で志望校合格をバックアップします。

3.2.4 寮・スクールバス体制

校内併設の男子寮・女子寮「聖光館」は全館Wi-Fi完備、寮母常駐で健康管理を徹底。新潟・群馬・山梨方面を結ぶ8路線のスクールバスを運行し、県外生の在籍比率は約30%と高めです。

3.3 評価と実績

・2023年度大学合格者数:東京大学3名、京都大学2名、国公立医学部10名
・英検準1級以上取得率:中3終了時点で42%
・MEXTスーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校(2021〜2025年度)

以上のように、佐久長聖中高一貫校は「地方にいながら都市部水準の学習機会」を提供することで、保護者から高い評価を得ています。

4. 新島学園中高一貫校のカリキュラムと教育理念

「キリスト教精神に基づく人格教育」と「大学進学を見据えた6年一貫カリキュラム」を両輪に、学習指導要領を超えた発展的内容までを計画的に配置していることが最大の特徴です。特に中1・中2では基礎学力の徹底、中3から高1にかけては発展・応用へと段階的に難度を上げ、高2・高3では志望系統別の選択科目を豊富に用意し、国公立大・難関私大に対応した体系的学習を可能にしています。

4.1 新島学園中高一貫校の特色ある学習プログラム

6年間を「基礎期」「充実期」「飛躍期」の3ステージに分け、それぞれで明確な到達目標を設定。少人数制・習熟度別授業に加え、IoT端末を活用したオンライン教材やAIドリルを導入し、個別最適化学習も実現しています。

ステージ 学年 主な取り組み
基礎期 中1・中2 朝テストによる反復学習/イマージョン型英語授業/数学先取り学習
充実期 中3・高1 文理融合の課題研究「N-LABO」/海外短期留学プログラム/ICT探究発表会
飛躍期 高2・高3 志望系統別講座(医療・国際・情報ほか)/大学連携講義/共通テスト対策演習

4.1.1 新島学園中高一貫校の英語教育と国際理解教育

英語は週7時間(中1時点)を確保し、ネイティブ教員とのCo-Teaching、4技能統合型授業、オンライン英会話を組み合わせたハイブリッド型学習を実施。中3で全員参加のニュージーランド校へのターム留学、高1では選抜制のカナダホームステイを設置し、卒業までに全員が英検2級以上取得を目標にしています。

また、国際理解教育として国連UNHCR協会との連携プログラム「難民問題スタディツアー」や、SGHネットワーク校と共同した英語ディベート大会を開催。生徒は実社会の課題を英語で分析し、提案する力を養います。詳しくは新島学園公式グローバル教育ページも参照してください。

4.1.2 新島学園中高一貫校の探究学習とアクティブラーニング

探究活動は「N-Quest」と呼ばれ、STEAM教育・地域連携・起業家教育の3本柱で構成されています。生徒はデザイン思考を用い、地域企業や自治体と協働で商品開発や観光振興プランを立案。高1の夏には研究成果を英語でプレゼンする「Quest Expo」を実施し、大学教授や企業研究員からフィードバックを受けます。

授業形態はPBL(課題解決型学習)を標準化。教室内の電子黒板とクラウド共有システムにより、ペアワーク・グループワーク・全体討議をシームレスに行い、主体的・対話的で深い学び(アクティブラーニング)を実現しています。成果物はポートフォリオに蓄積され、三者面談や進路指導に活用される仕組みです。

5. 佐久長聖中高一貫校のカリキュラムと教育理念

佐久長聖中高一貫校は、長野県佐久市にキャンパスを構える私立校です。「世界に通用する“人間力”の育成」を掲げ、6年間を前期課程(中学相当)・後期課程(高校相当)の一体的カリキュラムで編成しています。知識の習得だけでなく、探究学習・ICT活用・国際理解教育を柱とし、主体的・協働的に学ぶ力を伸ばすことを重視しています。

5.1 佐久長聖中高一貫校の特色ある学習プログラム

同校のカリキュラムは「基礎学力の徹底」「個別最適化された伸長指導」「キャリアを見据えた探究活動」の3本柱で構成されています。特に前期課程では基礎学力の定着と学びへの動機付けを、後期課程では大学進学・グローバルキャリアに直結する高度な探究活動を配置し、6年間かけて生徒が自ら学び続ける姿勢を養います。

学年 主なプログラム ねらい
前期課程
(中1〜中3)
・基礎学力養成講座
・ICTリテラシー講習
・週1回の校内留学(英語イマージョン)
確かな知識と学習習慣を形成し、異文化への興味を喚起
高1 ・国内フィールドワーク(SDGs探究)
・プレゼンテーション技能講座
課題発見力と表現力を強化し、探究の基礎を確立
高2 ・海外短期留学プログラム
・大学連携サイエンスセミナー
国際理解と専門的視野を拡大し、進路意識を高める
高3 ・課題研究最終発表会
・大学入学共通テスト対策ゼミ
学びの集大成として研究成果を発信し、進学準備を完成

5.1.1 佐久長聖中高一貫校の英語教育と国際理解教育

英語教育は「聞く・話す・読む・書く」4技能バランス型を採用し、ネイティブ教員による少人数授業を週3コマ以上配置しています。GTEC・英検・TOEFL Junior など外部試験を活用し、学期ごとに到達度を可視化。前期課程の最終学年で英検2級、高校卒業時に準1級取得を目標に学習を進めます。

国際理解教育では、ニュージーランド・カナダ・シンガポールの姉妹校とのオンライン交流を日常的に行い、高2では希望制の3〜4週間の海外研修を実施。帰国後は異文化協働プロジェクトとしてSDGsに関する共同研究を行い、成果を英語でプレゼンテーションします。

5.1.2 佐久長聖中高一貫校の探究学習とアクティブラーニング

探究学習は「Saku Quest」の名称でカリキュラム化されており、毎週90分×2コマを6年間一貫して確保しています。前期課程では地域課題(農業・防災・観光)に焦点を当て、校外学習とPBL(課題解決型学習)で基礎的手法を習得します。後期課程では大学教員や企業との連携による本格的な研究活動へと発展し、最終的に学会発表や論文投稿を行う生徒もいます。

授業形態は協働学習(Cooperative Learning)を中心に、ICTを用いた反転学習、ポスターセッション、ディベートなど多様なアクティブラーニング手法を導入しています。こうした仕組みにより、生徒は知識の受け手から創造的な課題解決者へと成長することが期待されます。

詳細は佐久長聖中高一貫校公式サイトや、探究学習に関する文部科学省の資料「高等学校学習指導要領解説(総合的な探究の時間)」をご参照ください。

6. 新島学園中高一貫校の校風と生徒指導

新島学園は「敬神愛人」を核にしたキリスト教精神を教育の土台に据え、落ち着いた学習環境と生徒主体の自治活動が共存する校風で知られています。毎朝の礼拝や週1回のチャペルアワーに代表される宗教的行事を通じて、思いやりと奉仕の心を育成。一方で学習面ではICTを活用したポートフォリオ管理と、担任・学年主任・スクールカウンセラーの三位一体による手厚い生徒指導を行っています。

特に6年間を通した縦割りホームルーム「グローバルハウス」では、高1~高3生が中学生をサポートしながらリーダーシップを実践。キャリア教育も中1の自己理解ワークから大学研究、海外大学進学相談まで段階的に実施され、メンタルケアと進路指導を一体化させた伴走型支援が特長です。

指導領域 具体的な取り組み 到達目標
人間教育 毎朝の礼拝・聖書の時間、ボランティアデー 他者理解と社会貢献の姿勢を養う
学習支援 スタディサプリ×独自eポートフォリオ、放課後個別講習 主体的に学ぶ習慣の定着と成績向上
キャリアガイダンス 年3回の進路面談、OG・OBによる講演会 多様な進路選択と自己実現
生活指導 スマホ使用ルール作成を含む自治委員会、SNS講習 自律・自制と情報モラルの確立

これらのシステムは公式サイトでも詳しく紹介されており、保護者説明会で実際のデータとともに透明性高く公開されています。詳しくは新島学園中学・高等学校公式サイトを参照してください。

6.1 新島学園中高一貫校の部活動と学校行事

部活動加入率は9割以上で、文化部・運動部ともに全国大会常連の部から初心者歓迎のサークルまでバリエーション豊富。特に女子バレーボール部と英語ディベート部は全国レベルの実績を誇り、学業と両立できるよう平日2時間・休日3時間の活動ガイドラインを設定しています。

ジャンル 主な部・同好会 近年の実績
運動部 女子バレー、男子サッカー、陸上競技、剣道 女子バレー:全日本私学大会ベスト8(2023)
文化部 英語ディベート、吹奏楽、科学研究、美術 英語ディベート:全国中学大会優勝(2022)
サークル・同好会 SDGs研究、プログラミング、茶道 SDGs研究:高校生環境コンテスト奨励賞(2023)

年間行事では6月の「Niijima Festival(文化祭)」、9月のスポーツフェスティバル、12月のクリスマス礼拝が三大イベント。海外姉妹校とのオンライン交流会やカナダ短期留学も行われ、国際感覚を養う機会が豊富です。行事の企画運営は生徒会が主導し、「自分たちで創る学校生活」を実践しています。

このように、新島学園では人格形成・学力伸長・国際理解を三本柱とする全人教育が、校舎の外でも内でも一貫して展開されているため、6年間を通じて自ら課題を発見し解決できるリーダーシップが培われます。

7. 佐久長聖中高一貫校の校風と生徒指導

「自ら学び、未来を拓く人間の育成」を掲げる佐久長聖中高一貫校では、知性・徳性・国際性のバランスを重視した校風が根付いています。日々の学習に加え、寄宿舎・部活動・地域連携プログラムを通じて多様な価値観に触れることで、協調性とリーダーシップを養成します。

生徒指導は学年担任団と寮務スタッフによるきめ細かなダブルサポート体制が特徴です。ホームルームでは週次の「セルフリフレクションシート」を用いて学習状況と生活習慣を可視化。担任が面談で課題設定と振り返りを行うほか、スクールカウンセラーが常駐しメンタル面もフォローします。

また、ICTリテラシー教育の一環としてスマートフォンは「学習支援ツール」として時間帯限定で利用を認め、自律的な端末管理能力を培います。違反時は即罰則ではなく、教員と理由を対話的に検証する「リペアティブ・ジャスティス」を採用し、責任感と当事者意識を育てています。

これらの取り組みは学校公式サイトの方針ページ(佐久長聖中学・高等学校)で公開されており、保護者と情報を共有することで家庭との連携も強化されています。

7.1 佐久長聖中高一貫校の部活動と学校行事

「文武両道」を体現する本校では、全員参加型の部活動が推奨されており、運動系・文化系合わせて30を超えるクラブが活動しています。特に陸上競技部は全国高校駅伝の常連、吹奏楽部は県大会金賞の常連として知られ、いずれも学業と両立しながら高い成果を挙げています。

カテゴリー 代表的な部活動 実績・特色
運動系 陸上競技部/硬式野球部/サッカー部 陸上競技部は全国高校駅伝・インターハイ常連。野球部は甲子園出場経験あり。
文化系 吹奏楽部/科学技術研究部/英会話部 吹奏楽部は長野県吹奏楽コンクール金賞、科学技術研究部はロボコン全国大会出場。
特別強化 スキー部/山岳部 長野県の雪山を活用した強化合宿で全国大会上位入賞。

年間行事は「望陵祭(文化祭)」「強歩大会」「海外研修(ニュージーランド・台湾)」「イマージョンイングリッシュキャンプ」など多彩です。中でも全校生徒が42kmを走破する『強歩大会』は挑戦心と仲間意識を育む伝統行事として保護者からも高く評価されています。

寄宿生は行事運営の中心を担うことでリーダーシップを発揮し、通学生との協働を通じて寮外・寮内の垣根を越えた絆を構築。こうした経験が大学面接やAO入試でのアピールポイントにも直結しています。

このように、佐久長聖中高一貫校の校風と生徒指導は「自律・協働・挑戦」の三本柱で設計されており、学習面だけでなく人間的成長までを含めた総合的な教育環境が整備されています。

8. 新島学園中高一貫校の進学実績と大学進学サポート

8.1 大学合格実績の概要

キリスト教精神に根ざした少人数教育を特色とする新島学園中高一貫校は、徹底した面倒見の良さと探究型学習を背景に、毎年安定して国公立・難関私立大学への合格者を輩出しています。公式発表によると、直近3年間の卒業生は約8割が四年制大学へ進学し、そのうち国公立大学合格者は2割前後を占めています。私立大学では、GMARCHをはじめ早慶上理への合格実績も継続して確認されています。

年度 主な国公立大学 主な私立大学 特記事項
2021年度 群馬大学・信州大学・筑波大学 早稲田大学・上智大学・明治大学 国公立大合格率約20%
2022年度 埼玉大学・東京学芸大学・新潟大学 慶應義塾大学・青山学院大学・中央大学 指定校推薦枠を活用した合格増
2023年度 千葉大学・横浜国立大学・群馬大学 上智大学・東京理科大学・立教大学 医学部医学科に2名合格

8.2 難関大学対策プログラム

8.2.1 7限特訓講座(国公立大二次・難関私大対策)

高2の11月からは、放課後に週3日・7限目として英語長文、数学Ⅲ、物理化学演習を中心としたハイレベル講座を開講。少人数グループ形式で先取り履修を行い、秋以降は過去問演習に移行します。

8.2.2 小論文・面接集中ゼミ

AO・推薦入試向けに、国語科教員と外部講師による小論文添削と面接シミュレーションを実施。年6回の模擬面接では、卒業生チューターが面接官役を務めることで実戦力を養います。

8.3 進路指導体制とサポート

8.3.1 キャリアガイダンスと三者面談

中学段階から「キャリアパスポート」を作成し、年3回の三者面談で学習到達度と進路希望を確認。高校では全学年担任+進路指導部+スクールカウンセラーの三位一体で、学力面とメンタル面の両面を支援します。

8.3.2 ICT活用と学習ポートフォリオ

校内ポータルとタブレット端末を活用し、全国模試・校内テストの結果を自動集計。AI診断により弱点単元が可視化され、個別リメディアル教材が配信される仕組みを導入しています。

8.4 奨学金・経済的支援と指定校推薦

学業優秀者を対象とした「新島スカラシップ」は、授業料全額または半額免除が最長6年間継続可能。さらに早稲田大学など約30校との指定校推薦枠を活用することで、経済的負担を抑えながら進学の選択肢を広げています。

8.5 卒業生ネットワークとOB/OG講演会

毎年夏休みに開催される「Niijima Career Forum」では、難関大に在籍する卒業生がゼミ形式で体験談を語り、受験戦略や学部選択のアドバイスを行います。医学部・工学部・国際教養学部など多彩な分野のリアルな声が、在校生の学習意欲を大きく引き上げています。

9. 佐久長聖中高一貫校の進学実績と大学進学サポート

9.1 近年の大学合格実績―国公立・難関私大への高い到達度

佐久長聖中高一貫校は、「医進」「特進」「進学」の3コース別に学習目標を設定し、きめ細かな学習サポートを展開しています。その成果として、毎年国公立大学の合格率が長野県内トップクラスを維持し、難関私大や医学部への合格者数も増加傾向です。以下は2024年3月卒業生(現浪合算)の主な合格実績です。

区分 大学名 合格者数
旧帝大等 東京大 1/京都大 2/大阪大 2/東北大 3/名古屋大 1/北海道大 1/九州大 0 10
その他国公立 一橋大 1/東京工業大 1/信州大 22/新潟大 4/千葉大 3 ほか 78
医学部医学科 国公立 4(信州大 2・群馬大 1・浜松医科大 1)
私立 9(日本医科大 1・順天堂大 1・東京医科大 1 ほか)
13
難関私大 早稲田大 14/慶應義塾大 7/上智大 6/東京理科大 11/MARCH計 86 124

最新の詳細は佐久長聖中学・高等学校 進路実績で確認できます。

9.2 志望別サポート体制―医進・国公立・難関私大の三本柱

9.2.1 医進コース:医学部特化の伴走型指導

週2回の医学部小論文・面接対策ゼミ、医師・医学生によるメンタリング、模擬面接会を実施。
また、東京大学や信州大学の研究室と連携した課題研究発表会に参加し、研究計画書の作成スキルも養成しています。

9.2.2 国公立大志望:共通テスト+2次試験両立プログラム

高2終了時に「志望校別到達度判定テスト」を実施し、得点分布と配点比率から個別対策を策定。ICTプラットフォーム「Classi」を活用し、弱点単元をAIが自動出題します。

9.2.3 難関私大志望:英語4技能と探究プレゼンのハイブリッド強化

早慶上智対策として週6時間の英語4技能演習+長文速読講座を開講。探究学習で蓄積したポスターセッションを大学入試の総合型選抜に接続します。

9.3 手厚い個別指導―ICTと模試データを駆使したフォローアップ

全学年で年7回の校内模擬試験+全国模試を実施し、データを進路指導部・担任・生徒が共有。学習管理アプリ「Studyplus for School」を導入することで、家庭学習の時間・教材・達成率を可視化し、月1回の三者面談で改善策を立案します。

9.4 卒業生ネットワークと外部講師によるキャリア教育

国公立大・医療系学部に在籍する卒業生を招いた「OBOGアカデミックカフェ」を年3回開催。
さらに、信州大学・長野県立大学と連携した高大接続プログラムで、実験・フィールドワーク・研究発表の機会を確保しています。

9.5 奨学金・経済的支援―進学費用不安を軽減

成績上位者には授業料全額免除・最大6年間の学費支援を実施。自宅外通学者には「寮奨学生制度」、医進コース在籍者には「将来医師奨学金」(無利子・返済免除条件あり)など多彩な支援があります。詳細は学費・奨学金のご案内を参照してください。

9.6 まとめ―データドリブンな指導とキャリア教育が合格実績を後押し

佐久長聖中高一貫校は、国公立大・医学部・難関私大への高い合格実績を実現するだけでなく、ICTと探究活動を組み合わせた伴走型サポートで、生徒一人ひとりの志望進路を着実に実現しています。

10. 新島学園中高一貫校の学費と経済的支援

10.1 入学時納入金と年間学費

2024年度に新島学園中学校へ入学した場合の初年度納入金(公式サイト公表額)をまとめると以下のとおりです。高校課程への進級時は入学金が不要になるため、中学段階の費用を把握しておくことで6年間の総額も計算しやすくなります。

費目 金額(円) 納入時期 備考
入学金 190,000 入学手続時 高校進学時は不要
施設拡充費 100,000 入学手続時 ICT環境・図書館整備など
授業料 408,000 年4回分納 月額34,000相当
教育充実費 60,000 年1回 探究活動・英語研修費用等
諸会費 25,000 年1回 PTA・同窓会・生徒会
合計 783,000 初年度モデルケース

制服・教材費・タブレット端末などの実費(約150,000~180,000円)は上表に含まれていません。最新情報は新島学園公式「学費のご案内」で必ず確認してください。

10.1.1 高校課程進級時の学費

高校1年次の学費は授業料414,000円・教育充実費78,000円・諸会費25,000円が目安です。中学から内部進学する場合、入学金と施設費が不要になるため、6年間総額は約470万円前後に抑えられます。

10.2 経済的支援制度の詳細

10.2.1 独自奨学金・特待生

新島学園では学業成績・英語資格・スポーツ実績など多面的な評価でS特待(授業料全額免除)・A特待(半額免除)を認定しています。継続条件は学年末評定と校内貢献度で、1年ごとに見直しがあります。

10.2.2 授業料減免・外部補助

世帯年収おおむね年額910万円未満であれば、国の「私立高校授業料実質無償化(就学支援金拡充)」と群馬県の上乗せ補助が適用され、実質的な負担はゼロ~年10万円程度に圧縮されます。中学課程は「私立中学校授業料軽減補助金」(群馬県)により年額最大120,000円が助成されます。

10.2.3 兄弟姉妹在籍・同時入学優遇

兄弟姉妹が在籍中の場合は2人目以降の授業料を年額で5万円減免、同時入学では入学金半額免除が適用されます。

10.2.4 教育ローン・外部奨学金

日本政策金融公庫「国の教育ローン」や金融機関の提携ローンを案内しており、在学中は利息のみ返済の据置型プランを利用可能です。また、公益財団法人ロータリー米山記念奨学会など外部奨学金の募集情報を随時掲示板で告知しています。

10.3 効率的な学費準備のポイント

10.3.1 探究・留学プログラム費用の積立

海外研修(ニュージーランド・カナダ)や国内フィールドワークは1回あたり15万~45万円の実費がかかるため、1年生から積立を始めると家計への負担を平準化できます。

10.3.2 学資保険・ジュニアNISAの活用

学資保険は高校入学時満期型を選ぶと、初年度納入金に充当しやすい時期にまとまった資金を受け取れます。ジュニアNISAは2024年末で新規投資が終了しますが、非課税期間は継続するため、中学在学中に積み立てた資金を大学進学費に回す設計が可能です。

このように、新島学園中高一貫校では授業料そのものは私立平均並みですが、特待生制度・公的補助・兄弟減免が充実しており、実際の負担はケースバイケースで大きく異なります。入学前にシミュレーションを行い、自家用車・バス・自転車など通学手段による費用差も含めて総額を把握しておくことが重要です。

11. 佐久長聖中高一貫校の学費と経済的支援

11.1 初年度納入金(2024年度実績)

以下は学校が公開している「2024年度 生徒募集要項」から抜粋した金額で、すべて税込み・中高共通の目安です。金額の改定やコースによる差異が生じる場合があるため、最新情報は必ず学校へ直接確認してください。

項目 金額(円) 納入時期
入学金 200,000 入学手続き時
施設拡充費 90,000 入学手続き時
授業料(年間) 360,000 4・7・10・1月の分納
教育充実費(年間) 120,000 4月
PTA会費・生徒会費等 24,000 4月

11.2 寮費・生活関連費

遠隔地の生徒向けに男子寮・女子寮を完備しており、寮費(光熱費込み)は年間約600,000円、食費は年間約480,000円が目安です。部活動強化指定生の場合は学校指定の栄養プログラムが追加されることがあります。

11.3 主な経済的支援制度

11.3.1 1. 校内奨学金制度

入学試験の成績上位者やスポーツ・文化活動の実績が顕著な生徒を対象に、授業料の半額〜全額を給付する「長聖スカラシップ」を設置。給付期間は原則1年で、学年末評定平均3.8以上などの継続条件を満たすことで更新されます。

11.3.2 2. 兄弟姉妹就学支援

同時に2名以上の兄弟姉妹が在籍する場合、2人目以降の授業料を年額50,000円減免。適用には保護者が同一世帯であることを証明する住民票の提出が必要です。

11.3.3 3. 奨学生寮費補助

遠隔地からの入寮者で家計基準を満たす場合、寮費を年間最大120,000円給付。入学後の申請も可能ですが、募集枠に上限があります。

11.4 利用可能な公的支援

制度名 対象学年 支援内容 問い合わせ先
私立高等学校等就学支援金 高1〜高3 授業料を年額39,600円〜396,000円補助(所得に応じて変動) 文部科学省
長野県私立学校授業料軽減補助金 中1〜高3 年額最大100,000円を上乗せ補助(県独自) 長野県教育委員会

11.5 教育ローン・学費分納プラン

日本政策金融公庫の「教育一般貸付」や、金融機関提携の「学費サポートプラン」が利用可能です。いずれも在学中は利息のみの返済や、元金据置きが選択できます。詳細は学校事務室が窓口となり、シミュレーション例を提示してくれるため早めの相談がおすすめです。

11.6 保護者向けアドバイス

学費そのものは北信・東信地区の私立中高一貫校と同水準ですが、寮費を含めたトータルコストは在宅通学と比較して年額100〜120万円上乗せとなる点が最大のポイントです。帰省交通費や部活動遠征費も見込んで、余裕を持った資金計画を立てると安心です。

12. 新島学園中高一貫校の生活と通学アクセス

12.1 生徒の一日と学内施設

「登校 8:10 ― 退校 18:30」というモデルケースをもとに、授業・部活動・自習のバランスを図った生活リズムが設計されています。ICT機器を活用したホームルーム、食堂での栄養バランスの取れたランチ、放課後の100%加入が推奨される部活動まで、学園生活が切れ目なくつながるのが特徴です。

時間帯 主な活動 利用施設
08:10〜08:30 朝礼・礼拝 礼拝堂
08:40〜15:30 6限授業 普通教室・ICTルーム・理科実験室
15:40〜17:30 部活動・委員会 体育館・グラウンド・音楽室
17:40〜18:30 自主学習・補習 図書館・学習支援センター

学内にはFree Wi-Fiのほか、3万冊超の図書を所蔵するメディアセンター、カウンセリングルーム、AED完備の医務室があり、安心して学習に集中できる環境が整備されています。

12.2 通学手段と交通アクセス

新島学園中高はJR高崎線「高崎駅」東口から徒歩15分の市街地に位置し、自転車通学生と公共交通機関利用者が半数ずつという構成です。また、遠方生向けに3ルートのスクールバスが運行され、登校時刻に合わせたダイヤで高崎駅西口・前橋・安中方面をカバーしています。

12.2.1 主要駅からの所要時間と交通費目安

出発駅 利用路線 乗車時間 徒歩・自転車 交通費(IC)
前橋駅 JR両毛線→高崎駅 約18分 徒歩15分 242円
本庄駅 JR高崎線→高崎駅 約23分 徒歩15分 418円
藤岡市役所 スクールバス南ルート 約35分 校内で下車 月定期 3,000円

バス停には屋根付き待合所を設置し、雨天時も快適に乗降できるほか、交通系ICカード対応システムで乗車記録を自動管理しています。詳細は新島学園公式サイト アクセス案内で最新情報が公開されています。

12.2.2 自転車・徒歩通学者向け安全対策

高崎市と連携したスクールゾーン指定道路の速度規制(30km/h)、夜間LED街路灯の増設、そして学園が独自に行う「ヘルメット着用キャンペーン」により、自転車・徒歩通学生の安全を確保しています。毎学期の交通安全講習会では、群馬県警交通課が講師を務め、具体的な事故事例を交えた指導が行われています。

12.3 寮・下宿サポート体制

通学圏外からの入学希望者には、高崎駅周辺の学生寮および学校認定下宿先を紹介しています。寮では寮母常駐・朝夕2食提供・夜間学習サポートを行い、保護者とリアルタイムに連絡を取り合えるよう、寮生管理アプリを導入しています(2023年度より運用)。

寮生活の詳細や費用は、学校説明会・個別相談会で配布される「寮ガイドブック」に記載されています。最新の募集要項は寮生活/入寮案内で確認できます。

12.4 周辺環境と利便性

高崎駅前は大型書店、公共図書館、高崎芸術劇場が徒歩圏内に集積し、探究学習・芸術鑑賞の課外活動先としても活用されています。また、地域医療機関との連携協定により、万が一の際は榛名病院と高崎総合医療センターで迅速な対応が可能です。

これらの通学アクセスと生活支援体制により、新島学園中高一貫校は「学びと生活のシームレス化」を実現し、保護者・生徒双方にとって安心かつ効率的な学校生活を提供しています。

13. 佐久長聖中高一貫校の寮生活と通学アクセス

13.1 寮の概要と設備

佐久長聖中高一貫校では敷地内に男女別の最新鋭学生寮(男子寮:聖徳寮/女子寮:清和寮)を完備しており、全国・海外から集まる生徒が安全に共同生活を送れる環境を整えています。

13.1.1 部屋タイプとプライバシー

部屋タイプ 定員 特徴
1人部屋 約30室 自習スペース確保、集中した学習が可能
2人部屋 約80室 ルームメイトとの協働学習、社交性を育成

各室にはWi-Fi・エアコン・学習机・収納が完備され、夜間は教職員が常駐して緊急対応を行います。

13.1.2 食事と健康管理

朝・夕食は栄養士が監修し、長野県産の新鮮な食材を使用した和洋バランス献立を提供。アレルギー対応メニューも個別に用意され、保護者ポータルから献立確認が可能です。

13.2 寮生活のサポート体制

専任寮母と生活指導教諭が24時間体制で常駐し、学習・生活・メンタルヘルスを一体的に支援します。平日夜はチューターによる自習サポートが実施され、定期試験前は特別講座も開講されます。

13.2.1 規律と行事

週1回の全体ミーティングで生活目標を共有。
春はフレッシュマンキャンプ、秋は寮祭など寮独自のイベントでリーダーシップや協調性を育みます。

13.3 通学アクセスと交通機関

寮生以外にも通学生が多く、JR小海線「岩村田駅」から徒歩10分という立地により、県内外からのアクセスが容易です。

13.3.1 スクールバス利用

路線 主な停留所 片道所要時間
上田ルート 上田駅・立科町役場 約50分
軽井沢ルート 軽井沢駅・中軽井沢駅 約45分

スクールバスはICカード決済対応で、運行状況はスマートフォンアプリでリアルタイム確認できます。

13.3.2 公共交通機関

東京方面からは北陸新幹線「佐久平駅」で下車後、スクールバスまたは路線バスで約15分。長野市からも同駅経由で60分程度で到着します。

13.4 保護者との連携と安心・安全体制

毎月のオンライン面談、寮ブログ更新、スマートロックによる入退館記録で保護者が子どもの生活状況を把握可能。
災害時は県内の複数病院と連携し、緊急搬送ルートを確立しています。

詳細は佐久長聖中高一貫校公式寮案内および交通アクセスページをご確認ください。

14. 新島学園中高一貫校がおすすめの家庭

14.1 新島学園中高一貫校がフィットする家庭の特徴

「群馬県で質の高い英語教育と探究学習を両立させ、キリスト教精神に基づく人格教育を受けさせたい」という保護者のニーズに新島学園は的確に応えます。以下の項目に当てはまる場合、同校への進学を検討する価値が高いと言えます。

チェックポイント 該当する家庭・生徒像 新島学園が提供するメリット
英語・国際理解教育の重視 帰国子女/英語コミュニケーション能力を伸ばしたい 少人数制・ネイティブ教員常駐、Global Studies Programにより日常的に英語を活用
探究学習・アクティブラーニング志向 主体的に課題を設定し深掘りする学びを求める 「NIJIMA Quest」でSDGsテーマのPBLを実施、大学・企業連携も豊富
キリスト教精神に共感 価値観教育や奉仕活動を重視 毎朝の礼拝・ボランティア週末プログラムで「隣人愛」を実践
ICT×STEAM教育志向 プログラミングや情報活用力を早期に身につけたい 1人1台iPad・EdTechツールを使った探究授業、外部コンテスト参加実績多数
国公立・難関私立大の現役合格を目指す 医学部や海外大を含む高い進路希望 高大連携講座・放課後講習・個別進路指導により毎年安定した合格実績
高崎駅圏内からの通学・寮生活を検討 JR高崎線・上越新幹線沿線/遠方在住 駅からスクールバス10分、安心の男女別寮完備
経済的支援が必要 私立でも学費を抑えたい 独自奨学金・兄弟姉妹減免制度が充実

14.2 タイプ別に見る具体的な適合シナリオ

14.2.1 学力伸長を最優先するハイアチーバー家庭

中学段階から大学受験を見据えた先取り学習と個別最適化指導を導入する新島学園は、旧帝大・早慶上理レベルを志望する生徒にとって理想的な環境です。週7コマの演習系授業と放課後の「Study Hall」が自学自習の習慣を確立します。

14.2.2 海外大学進学やグローバルキャリアを視野に入れる家庭

TOEFL/IELTS対策講座、海外研修(ニュージーランド6か月留学)を標準カリキュラムに組み込み、海外大学進学コースを設置。英語4技能を総合的に強化し、2023年度はカナダUBC、オーストラリアMonash大への合格実績があります。

14.2.3 人間力・リーダーシップを育てたい家庭

キリスト教主義学校ならではの道徳教育・奉仕活動がカリキュラムに組み込まれ、自治会や「ハウス制度」で異学年交流も活発。部活動加入率は90%超、関東大会常連の弓道部・吹奏楽部が人気です。

14.2.4 自然豊かな環境と都市部アクセスの両立を求める家庭

キャンパスは榛名山麓の緑に囲まれながら、高崎駅までのアクセスは良好。週末は首都圏の文化施設を活用した校外学習も行われ、学びと生活のバランスが取れます。

14.3 まとめ:上記に当てはまるなら新島学園は有力候補

チェックポイントに複数該当した場合、新島学園中高一貫校はお子さまの潜在力を最大限に引き出す環境と言えます。まずはオープンスクールや個別相談会に参加し、実際の授業や寮生活を体験してみることをおすすめします。

15. 佐久長聖中高一貫校がおすすめの家庭

15.1 寮生活を通じて自立心を育みたい家庭

寮完備のミッション型ボーディングスクールという側面を持つ佐久長聖は、県外・首都圏からの入学者が多く、共同生活を通じて生活リズムやコミュニケーション能力を整えるプログラムが充実しています。寮は教員が常駐し、夜間学習支援や生活面の指導も行われるため、共働き世帯や単身赴任世帯でも安心して子どもを任せられます。

15.2 医学部・理系難関大を目指す家庭

15.2.1 スーパーサイエンスコース(SSC)志望者

理数教育に特化したSSCでは、東京大学や国公立医学部をターゲットにした先取り学習と探究活動が行われます。佐久総合病院・信州大学との高大連携に基づく医療系セミナーや実験実習が年間計画に組み込まれており、医学部志望者に最適です。公式情報は佐久長聖高等学校カリキュラムページで確認できます。

15.3 グローバル教育・長期留学を視野に入れる家庭

15.3.1 イマージョン型英語プログラム

佐久長聖はニュージーランド・カナダの姉妹校との交換留学を年60名規模で実施し、最長1年間のターム留学も選択可能です。ネイティブ教員が常駐するEnglish Loungeが放課後に開放され、英検準1級・TOEFL iBT80点以上を目指す指導体制が整っています。

15.4 全国レベルのスポーツ環境を希望する家庭

駅伝・サッカー・硬式野球など強豪部を擁し、文武両道を掲げる指導体制が特色です。早朝練習と夜間学習会をセットにした時間割により、学業との両立を実現しやすい点が保護者から高評価を得ています。

15.5 積雪地域を避け、アクセスの良い環境を求める家庭

佐久平駅新幹線口からスクールバスで約10分という立地は、首都圏からの通学にも対応可能です。標高約700mの準高原都市で夏は涼しく冬は大雪が少ないため、気候面を重視する家庭にも適しています。

15.6 まとめ表:推奨される家庭像

家庭のタイプ 学校の特長 具体的な支援・制度
寮生活で自立心を養いたい 全寮制に近い充実した寮設備 教員常駐・夜間学習サポート・健康管理
医学部・理系難関大志望 スーパーサイエンスコース 高大連携実習・先取り学習・個別進路指導
長期海外留学を計画 年間60名規模の交換留学 ターム留学・TOEFL対策・帰国後単位認定
全国大会レベルのスポーツ環境 駅伝・サッカー・野球強豪 専用グラウンド・トレーナー常駐
首都圏からの広域通学 北陸新幹線で東京から75分 佐久平駅スクールバス・週末帰省可

以上のように、佐久長聖中高一貫校は「寮生活で自立を促しつつ、高い学力と国際感覚を同時に育てたい」と考えるご家庭にとって、有力な選択肢となります。首都圏からのアクセス性に優れ、医系志望者向けの実践的プログラムが整う点は、新島学園にはない大きな魅力と言えるでしょう。

16. まとめ

新島学園中高一貫校は、キリスト教精神に基づく少人数教育と探究活動を軸にしたきめ細かな学習支援が魅力です。国内外の語学研修やICTを活用したアクティブラーニングが日常化しており、英語4技能を中心とした国際理解教育は群馬県内でも高い評価を受けています。一方、佐久長聖中高一貫校は、信州大学との高大連携や医歯薬を含む理系に強いカリキュラム、広大なキャンパスでの全寮制教育により、学業と部活動を両立させながら全国規模で人材を育成してきました。

両校とも難関大合格者数は安定していますが、面倒見の良さと個別指導の多さを重視するなら新島学園、全国区のスポーツ実績や圧倒的な学習量を求めるなら佐久長聖が適しています。また、学費面では両校とも私立平均並みですが、新島学園は通学型で交通費を抑えられ、佐久長聖は奨学金と寮費補助が手厚い点が特徴です。

総合的に見ると、長野県東信地区からの通学を第一に考える家庭には、新幹線や高速バスで約1時間のアクセスが可能な新島学園中高一貫校が時間的・経済的負担を軽減できるためおすすめです。一方で、全国レベルの競技環境や寮生活を通じた生活力の向上を重視するご家庭には佐久長聖中高一貫校が有力な選択肢となります。最終的にはお子さまの学力・性格・将来像に合致した環境を選ぶことが何より重要です。


筆者について】 東信地区在住。中高一貫校選びに悩んだ末、新島学園を選択。現在、子どもを同校に通わせている保護者として、実体験に基づく情報発信を行っています。


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